あなたがしてくれなくても

「私はセックスがしたい訳じゃない」
「陽ちゃんとセックスがしたいんだ」

求められない寂しさの行きどころを探して、行き着いた先はパートナーではない他人だった…
揺れ動く気持ちを止められず惹かれていくが、いつもパートナーが脳裏をよぎって先へは進めない。
「夫婦 、不倫、裏切り」でも、悪いのは自分だけ?
変わってしまったふたりの関係、満たされない心を描く「仲が悪いわけではないが、セックスだけが足りてない」夫婦の物語。

それが、「あなたがしてくれなくても」ハルノ晴

管理人:ゆう管理人:ゆう

リアルに描かれた主人公の心情にとても共感させられました。
一方的なセックスレスを受けている側の気持ちに寄り添う葛藤の日々を描いた物語。
愛を感じたい、心を満たしてほしい、そんな想いのやりどころのなさに心を打たれて切なくなりました。

【あなたがしてくれなくても】どこにでもある深刻な悩み「セックスレス」を題材とした物語

【あなたがしてくれなくても】どこにでもある深刻な悩み「セックスレス」を題材とした物語

主人公みちの悩みである「セックスレス」、それは性欲を満たしたいというものではなく、「愛されたい、心ごと満たされたい」そんな感情の現れだった。
この物語の本質は「愛情不足」を描いており、心の隙間を埋めるためにもがく様子には胸を打たれる。

【人物相関図】それぞれの立場で描かれた満たされない心の描写…

あなたがしてくれなくても:人物相関図

管理人:ゆう管理人:ゆう

この物語のキーパソンとなるのはこの6人です。
2組の夫婦、みちと新名の惹かれ合う関係。
身近な存在であるのに、心の距離を測れずにさまよう姿は共感するものがあります。

【登場人物の紹介】セックスレスの夫婦2組を中心に描かれていく生活…

①吉野みち:主人公・満たされない心の寂しさに苦しむ

吉野みち:主人公・満たされない心の寂しさに苦しむ

主人公の吉野みちは結婚5年目の32歳、夫の陽ちゃんと2年もの間セックスレス。
自ら歩み寄ろうとするが、ふたりの心は遠ざかるばかり。
満たされないみちの心はいつしか、陽ちゃんを離れて新名のところへ。
新名との気持ちを確かめ合うが、みちは一線を超えられなかった…

②吉野陽一:主人公の夫・セックスレスの原因

吉野陽一:主人公の夫・セックスレスの原因

みちへの恋はいつしか家族愛へ変わり、みちとのセックスを避けるうようになった。
みちへの気持ちに寄りそうことはできないが、これからもみちとこれまで通り暮らしたいと思っていた…
ある日、同僚の三島さんと関係をもってしまったことで、みちに対して罪悪感の意識をもつ。
そして、バレることを恐れた日々を送ることに…

③新名誠:吉野みちと惹かれあう・みちと同じ境遇

新名誠:吉野みちと惹かれあう・みちと同じ境遇

さわやかイケメンの新名は、みちと飲みの席をきっかけに、互いがセックスレスであることが分かり、応援し合う仲に。
ところが、2人は惹かれていき、「不倫」という言葉からは目を背けるように、恋に落ちていく。

④新名楓:新名誠の妻・キャリアウーマン

新名楓:新名誠の妻・キャリアウーマン

新名楓は誠の妻。夢である出版社での出世、副編集長を務めるバリバリのキャリアウーマンであるが、自分に精一杯で忙しいことを理由に誠への愛情は不足していた。
完全に信じ切っていた誠からは愛想を尽かされることに…

⑤北原華:みちの同僚・経験値の高さからみちへ確信をつく

北原華:みちの同僚・経験値の高さからみちへ確信をつく

合コンとデートが中心に生活が回る、経験値の高い北原華。
みちとは真逆の性格であるため、不倫に一歩足を踏み込むみちに強烈なアドバイスをする。
「今から進む道は、誰かを深く傷つけるってことを自覚して下さい」この一言がみちを突き刺す。

⑥三島さん:陽一の同僚・陽一と1度関係をもつ

三島さん:陽一の同僚・陽一と1度関係をもつ

陽一の同僚である三島さんは、喫煙所で他愛もない状況から、陽一と関係を持つことになる。
陽一の「なかったことにしてください」の言葉に軽く承諾するが、三島の心は傷ついていた。
三島の心の描写も映し出されはじめる…

【あなたがしてくれなくても】口コミ:みちに共感する女性たちの声…

女性の口コミ女性の口コミ

女性の立場からしたら、辛すぎる漫画で泣けてきました。 32歳 会社員

女性の口コミ女性の口コミ

悲しい事に、元旦那との結婚生活を見ているようでとても共感してしまいました。
そして、こうゆう気持ちを抱えた同じ状況の人が意外と多いのかなと、残念ながらもほっとしてしまいました。 36歳 会社員

女性の口コミ女性の口コミ

とても切なく苦しくなりました。
したくない気持ちも、したい気持ちも間違ってない。
ただ相手のその気持ちを理解できないその状況が苦しい。
マンガの中にもあったように、お互いすれ違うことは仕方ないけど、その気持ちに寄り添うことさえできれば、他に気持ちがいくことはないと思いました。
ご主人が変わるのか、新名さんとの関係はどうなるのか、続きが気になります。 31歳 サービス業

女性の口コミ女性の口コミ

主人公の旦那が本当に嫌い。
共働きなのに家事しない、面倒臭いことから逃げて平気で嘘をつく。
奥さんがセックスレスに苦しんでいるのを知りながら、離婚もしない解決策も考えないのは飼殺しと一緒。
魅力ゼロ!子供もいないし、まだ若いんだから離婚してしまえ~と思います。 28歳 保育士

管理人:ゆう管理人:ゆう

みちへの共感の声が寄せ集められ、感極まる口コミがたくさんでした。
想いが溢れる「怒り・苦しみ・慰め」の口コミを読んでいると、少しだけみちが救われるような気分にもなりました。

【あなたがしてくれなくても】レビュー評価

レビュー
★★★★★ 870
★★★★☆ 473
★★★☆☆ 140
★★☆☆☆ 22
★☆☆☆☆ 9
合計 1,514

【あなたがしてくれなくても】レビュー評価・口コミ数★5と★4が全体の88.7%!あなたがしてくれなくてもはとても高評価であることがレート(★)からも分かりますね!

評判の高さは口コミの内容だけでなく、レート(★)にも現れていました。

【あなたがしてくれなくても】ネタバレ:どうなるの?ふたりの関係…

【第1巻】2018年3月28日発売!第1話・第2話・第3話・第4話・第5話・第6話・第7話のあらすじ

第1話

第1話

みちの求めに対して答えることのない陽一、やっとの約束も簡単に放棄されて落胆。
そんな矢先、新名に誘われてふたりでのお酒を飲むことに。そこで、打ち明けたセックスレスは意外にも新名夫婦との共通項だった。

第2話

第2話

新名が翌日みちと挨拶した時の「また飲みましょう」の言葉に、嬉しさがこみ上げてきた。
「勝手に喜んでしまってる、まるで戦友ができたみたいで」
みちはもう1度、陽一へのアプローチを試みるが失敗に終わる…

第3話

第3話

「今大きな仕事で忙しいから2週間待ってほしい」陽一のお願いに、みちは2週間を心で数える。
一週間後、仕事で頭がいっぱいのはずである陽一は新作ゲームに夢中でご機嫌だった。
みちは求めているのに、陽一はこっちを向いてくれない。

第4話

第4話

みちは新名と同僚3人で飲みに行くことに…
会社でその日起こった出来事の考えを話す新名。
みちはまるで自分の気持ちを分かってくれているみたいでドキッとした。

第5話

第5話

5年前と陽一は変わった…
みちは陽一が変わってしまったと思っていたが、自分も変わってしまっていることに気づく。
冷静になんとかしたいと、みちは陽一へ話し合いをもちかけるが、陽一の心ない一言にブチギレる。

第6話

第6話

「お互い働いて、それなりの生活があって、それでも性格が合うから仲良くやってきた。十分夫婦として成り立っていると思う」そんな陽一の意見に食いかかるように、「陽ちゃんに愛されてるって感じたいからなんだよ」
みちの振り絞った言葉に、「EDかも…」という陽一のあきれる嘘。
「そっか、わかった」とみちは、スッと冷めて心が軽くなるのを感じた。

第7話

第7話

「陽ちゃんへの気持ちに一線を引いたら、期待せずに済むから楽になったんです」
“期待しなければ傷つかないなんて嘘、拒否されて、逃げられて、心はもう壊れる寸前で、お願い誰か助けて”

【第2巻】2018年7月27日発売!2019年3月28日第8話・第9話・第10話・第11話・第12話・第13話・第14話・第15話のあらすじ

第8話

第8話

期待することをやめて一線を引いたみちの態度に耐えられなくなった陽一は、その不満をみちへぶつける。
逃げ場がないみちへ、陽一がみちと離れるつもりはないと言葉をかけるが、とても嬉しいはずの言葉はみちを苦しめるだけであった。
「だってそれでも、陽ちゃんは抱きしめてくれない」

第9話

第9話

新名の妻、楓はキャリアウーマンであり、新名夫婦もまた心がすれ違っていた。
心寂しさをもつ新名と仕事優先な楓はセックスレスだった。
「仕事休めないから風邪うるさないでよー」心ない楓の言葉に傷つく新名。
フラストレーションは溜まっていくばかり。

第10話

第10話

新名は子供の頃から亭主関白な夫と自分を犠牲にする母をみてきたことで、1人立ちしている楓に惹かれた。
そんな彼女を支えたいと思っていたはずが…
「自分がかわいそうだと思っていた母の立場になっていた…」

第11話

第11話

傷ついてボロボロだったみちを新名が抱きしめた時があった。
それから、2人は避けるようになっていたが話し合うことに。
新名は軽率な行動を謝罪するが、みちは傷ついた心に気づいてくれた新名に好意を抱いていた。

第12話

第12話

新名はみちとの会話を通して、自分もまた頑張ってみることを決意。
もう一度歩み寄るために、今度の週末の結婚記念日に外食を約束した。
一方、陽一は求めているわけではないが、同僚の三島さんと会話が多くなっていく…

第13話

第13話

「全く気を使わずにいられるところ」それがみちを選んだ陽一の決め手だった。
最近は家で気を遣うようになり、仕事終わりに喫煙所で三島さんと時間を潰すことが増えていった。
タバコを吸いながら、お酒を飲み、趣味のゲームの話で楽しく盛り上がっていると…

第14話

第14話

陽一は三島さんとついに一線を超えてしまった。
「やっちまった…」
みちはその頃、新名が楓に記念の花を買う姿を見かけて、その気持ちに羨ましさを感じていた。
そして、罪悪感を誤魔化すために花を買ってきた陽一に、何も知らないみちは感情を動かす

第15話

第15話

「仕事の事で頭が一杯でそんな気になれない、誠はわかってくれると思ってた…」
新名の気持ちは結局届くことなく、結婚記念日の食事も失敗に終わった。
寂しさを抑えきれずにみちに電話をかける新名…
その時、罪悪感を抱える陽一はみちに「ごめん…今までの事…」とだけ伝えて、みちを抱きはじめた。

【第3巻】2019年3月28日発売!第16話・第17話・第18話・第19話・第20話・第21話・第22話・第23話のあらすじ

第16話

第16話

翌朝電話に気づいたみちは、新名にメッセージを送ると仕事後に会うことに…
そこで新名はみちへ結婚記念日にうまくいかなかったことを話す。
「体を重ねればそこに愛があるって、でも、ないことに気づいてしまった」と新名。
するとみちも「セックスさえすれば満たされると思ってた、でも昨日あのとき、一度も陽ちゃんと目が合わなかった」
そして、みちは新名を抱きしめた。

第17話

第17話

あなたに勇気をもらってると前にそう言ったけど、本当は違います。
「オレはあなたに惹かれている」「私もです…」
そして、ふたりは求め合うキスをした。

第18話

第18話

ずっとHは大事だと思ってた、でもこの前の陽ちゃんとのHで虚しさが残った。
時が経てばふたりの状況は変わってく、でもお互いに思いやる気持ちだけはなくなって欲しくない。
それさえあれば、またふたりで歩き出せるのに。

第19話

第19話

誠の優しさを感じれば感じるほど思い知らされる。
私が誠にしていること…
楓もまた誠に対して、自分のことで誠意一杯になっていること、愛情が不足していることに気づいて、フォローしようとするが、誠の心はもうここになかった…

第20話

第20話

みちと新名は仕事後にデートすることになり、他愛もない会話や行動に感動する。
しかし、その思考にパートナーを挟んでしまう。
ずっと一緒にいたい思い、愚かだと思う自分、自分で止められないことに気づく。

第21話

第21話

新名の風邪がうつり寝込むみちに優しくしてくれる陽一に対して罪悪感が生まれる。
「ありがとう」言葉とは裏腹に、”お願い、1ミリも私に優しくしないで、これじゃ私がただ最低なだけみたいじゃん”

第22話

第22話

三島さんとの一線を超えた行為がバレることを恐れる陽一。
以前よりはみちに優しく接するが、陽一は気付き始める。
「何かみち、変じゃねえか…?」

第23話

第23話

社員旅行で偶然にみちの部屋にお邪魔することになった新名。
「好きです…」そして、抱きしめてキスを。
新名はみちへ触れていく。

【第4巻】2019年11月28日発売!第24話・第25話・第26話・第27話・第28話・第29話・第30話・番外編のあらすじ

第24話

第24話

新名の目は私しか映ってないみたいにまっすぐで、私の中が熱くなっていく。
“陽ちゃんからもう一度、こんな風に愛されたかったな”みちは気づくと泣いていた。
ごめんなさい私分からなくなってしまって…もう会わない方がいいよね。
すると、オレにはあなたが必要なんです。
オレはセックスがしたくてあってる訳じゃない、今までみたいに傍にいて下さい。

第25話

第25話

「今から進む道は誰かを深く傷つけるって事を自覚してください、その上で自分がどうするか考えてから進むんです。覚悟が必要です。そうじゃなきゃ今すぐ終わらせた方がいいです。」
恋愛経験が豊富で観察力の鋭い華はふたりの関係に気づいていた。
自分はどうするのか、みちは決めなくてはならなかった。

第26話

第26話

ふたりは、ふたりの夫婦の関係向き合わないとダメだと考えていた。
新名は「僕らって何で一緒にいるのかな」と楓に伝える。
楓は焦って、「私のこと嫌いになった?もう好きじゃない…?」と問いかけるが、新名は「分からない」とだけ答えた。

第27話

第27話

陽一は問いかける「三島さん、オレの嫁とSNSで連絡とったりしてます?」
「今私傷ついてるから、他人への想像力が足りないよね」三島さんの言葉は的確だった。
一方、楓は目を合わせてくれない新名に、これまで自分が顔を見て話してこなかったことが返ってきている事を思い知ることになっていた。

第28話

第28話

「出会うのが遅かっただけ、これは純愛なんだと言い聞かす」
一瞬でも奥さんより、私を選んでくれたっていう優越感から、そこに自分の価値を見出してしまう…
三島は繰り返してしまった不倫に自分を見つめ直す…

第29話

第29話

「無神経に傷つけるかもしんねーけど、みちを傷つけたいなんて思ってないから」
「今すぐには無理かもしんねーけど、ちゃんと考えてるから…」
みちがずっと欲しかった言葉だ…
新名の誘いには断り、今は会ってはいけないと決意する…

第30話

第30話

「やっぱり私と新名さんの関係ってハタから見たら不倫になると思うんです」
「新名さんとは会えません…ごめんなさい」
“傍に入れくれるだけでいい、そう約束したのに”裏切ってしまった。
そうして、ただの同僚に戻ることになった。

番外編

番外編

「北原華23歳 経理やってます!」
私には秀でたものは何もない、若さと多少の容姿だけ、だから必死に探している。
賞味期限短し、結婚せよ、何もない私!